絹の生糸を合糸して撚りをかけた糸を規格の回数にあわせてカセに揚げたり、使い勝手にあわせてカセあげしたり、織の準備が終って残った枠に巻かれている糸などを綛(カセ)にあげるための道具。そしてまた、手動用は紬糸を毛羽伏せするために用いたりとか、ようは糸(絹・木綿・麻・毛であれ)をカセにする、なかなかに使用頻度の高い道具です。
動力のカセあげ機、相変わらずの古い道具たち |
撚った糸をカセにあげているところ(円周106cm) |
木製の積算計 |
手動の大きなカセ用カセあげ機(円周151cm) |
手動カセあげ機(円周106cm)道具製作上合理 的な作りでははあるが使い勝手はいま一つかな |
これも手動カセあげ機(円周106cm)伊勢崎の古澤製 |
上部写真部分 |
〔おりもの修行中/ランラン日記〕
使い方の想像がふくらむ道具や技術は、もとの形
のエッセンスが活かされて次へ続いていくだろう。
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