糸のかせを繰る道具。ここで使われる、小幅ものの絹糸一綛の長さは約1337mある。これが沢山になるので、下の写真のような電動の綛繰り機を使うのである。古いものなのだが良く動いてくれる。この綛繰り機は、一綛を解くのに一日から一日半もかかる絹の細い生糸を解くのにも使われる。これがなくては思うような糸作りは大変だ。
電動のかせ繰り機 |
これは手動のかせ繰り機。伊勢崎の古澤さんのところの糸繰り機だ。ながくながく使っている優れものだ。
木製の糸繰り |
これは鋳物でできた糸繰り、糸繰りという目的はクリアーしているが、他の使い勝手のよい道具を使ってしまうと、なじみのうすい道具かな。十分に機能の目的は達しているのだが。
鋳物製の糸繰り |
糸繰りのときに綛をかける道具 |
これは本道はなんだろうか。いろいろに応用できる道具だてだ。かせ繰り機という道具がなかったとき には代用もできただろう。
おまえの名前はなんと言うのか |
これは繭から糸をとる道具、座繰り(糸繰り)と鍋。いまは特殊な糸のように言われているが、 古くは地方では自家製糸はこれが主流だった。もちろんこの糸繰り機で糸も繰ることはできる。しかし糸取りに使っていたものは汚れるので、専用の糸繰り機を使ったのかな。道具は変わりない。
写真の手前に座り、左手で座繰りを回し、右手側にある鍋に繭が煮込まれているものから、糸を引き揚げて巻き取ってゆく。農家で出荷できなかった屑繭を自家製に用いているところが多かった。
かつては主に自家用糸に使われた |
〔おりもの修行中/ランラン日記〕
昔の当り前が、今の自分に新鮮に見えてもけっして新しいものではない。
たどってきた道とゆくこれからとをじっと見つめ、現在にぴったりの新しさに
繋いでゆけるか。少なくて珍しいことが、価値のなかみの囲い込みや棲み
分けをひょいと越える、拓かれたまなざしで可能性はひろがるか。 おおお
たどってきた道とゆくこれからとをじっと見つめ、現在にぴったりの新しさに
繋いでゆけるか。少なくて珍しいことが、価値のなかみの囲い込みや棲み
分けをひょいと越える、拓かれたまなざしで可能性はひろがるか。 おおお
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