ちょっと気になる 「まだいた道具仲間たち」 の紹介だ。さりげない道具だ、その辺にあるのだが普段気にならない。なくては不便、あってほしい道具だ。
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はかり、何気なくあるのだが結構に使っている。もちろんはかり本来
の仕事だ。何につけても仕事にかかわる重さを量っているのである。
これは左側は大豆をふやかした物、呉汁にする。右側は乳
鉢に入った削墨。乳鉢で丁寧に磨り潰した墨を、呉汁に混
ぜ合わせ、半日ほど放置して、その上澄みで墨染をする。
煮出した染料を漉すザル・フルイ・ヒシャク等
染色に使う・・・?
染糸を繰る棒、初めは鉄製のものだったが、い
つからかステンレスに変わる。とても使いやすい。
フノリ、絹糸に糊付けするのに用いる。糸の糊付けも素材によっ
て糊付けの糊材も変わってくる。それぞれに合った糊を用いる。
たたき棒、糊をした糸を伸ばしさばきながら、糸を乾かしてゆく。こ
れを上手にしておかないと、次の工程の糸繰りがうまく行かない。
絣をほどく時に使う支柱
このように使われる
伸子と伸子針。織りあがった布の糊抜きの時に使う。布染屋さん
では色おきにも使われる。使う用途によりいろいろな伸子がある。
砧(きぬた)と石台
糊抜きをした布を厚手のキレで包み、まんべんなく丹念にたたいてゆく。布を柔かくし、つやを出してゆく。やりすぎると腰がなくなる。西アフリカの地域で藍に染めた木綿の砧打ちの仕事は大変なものである。暑く薄暗い室内で屈強な男が丸太のような槌を両方の手に持ち木綿の布の表面がピカピカになるまで打ち続ける、その体力たるや相当のものである。
藍の仕込みが始まっている甕
糸をカセに揚げたりするときに使う道具。「ウマ」と呼
んでいる何かにつけ補助をしてくれる便利なもの。
まだ登場しない道具もあるのだろうが、まあこんなところで 「tool‐私の仕事場の道具たち」 は終了です。仕事場は沢山の道具たちに支えられている。 この仕事場も、これから道具がまだ増えるかもしれないし、反対に減ってゆくのかもしれない。道具が沢山あれば、よい仕事ができるという保証はなにもない。しかし、道具が仕事の後押しをしてくれることはあるのかもしれない。 いったい人間は、どこまで道具と付き合うべきか、何もこれは仕事上のことばかりではない。ヒトと道具との付き合いだ。道具が沢山あれば、人が幸せになれるという保証はないが、幸せにしてくれる事もあるかもしれない。 これは本当に使う者は千差万別だ。ただ人は他の生物と違いほんのささいなことでも道具なくしては、すでに生きることはできなくなっているのではなかろうか。
さて次回は道具の最終回
〔おりもの修行中/ランラン日記〕
たまに道具そのものの存在感にハッとおもうことがある。
つくった人やつかう人の大事にしているこころが映され
ているような。有名とか高価だからでなく自分がつかい
やすく気に入ったものがイキイキとした表情をみせるよ
うな付き合いをかさねていけたらいいだろうなとおもう。
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